【車販事業】撤退店舗の増加と出店拡大のチャンス。キーワードは「勝てる戦略」
市場縮小が進む中、廃業や撤退による、
店舗物件がダブつく傾向が顕著になっています。
今の時代、新しい投資は出来ないという企業が殆どですが、
勝てる戦略があるならば、積極的に打って出る時かもしれません・・。
総務省の「平成20年住宅・土地統計調査」を確認すると
全国の総住宅数5,759万戸に対して、空き家は756万戸で、
総住宅数に占める割合は過去最高の13.1%に増加しています。
2009年の東京都心のオフィスの空室率は8%超で、
2007年と比較すると5ポイントも上昇しており、
仙台では18%を超えるなど地方は更に厳しい状況となっています。
近年総じて不動産物件が余り出しており、今後の人口減少などを
考慮すると更に、空き率が高まることが想定されます。
一方、外食産業などでは、居抜き物件をそのまま活用する事例が
増えているようです。以前は退去の際には費用をかけて入居前の状態に
復帰させたり、次の入居者が全面改装を行うことが多かったのですが、
最近は、退去費用を安く抑えたい退去者と改装費用を安く抑えたい
新規入居者のニーズがマッチし、店舗を居抜きでほぼそのまま活用するのだそうです。
居抜き物件情報を提供するインターネットサイトなども多数あるようです。
新規入居者は、改装コストを極力かけないようにするため、
例えば、和食の内装のままイタリアンレストランを出店したり、
居酒屋の内装のままステーキレストランを営んだりしています。
外装も極力いじらず、店舗のCIもバラバラということもあるようです。
場合によっては、以前使用されていた食器なども、そのまま使ってしまいます。
出店費用は抑えられるし、出店スピードもはやくなるという利点があるのでしょう。
撤退もし易くなりますから出店リスクが軽減されています。
さて、では自動車流通市場ではどうでしょうか?
カーディーラーの店舗の統廃合や中古車販売店や買取専門店の撤退も
増加していますので、空き物件は増えていることでしょう。
別ブランドのディーラーや中古車販売店が、入れ替わって新たに入居している
ケースもよく見かけます。
借り手を捜しているという撤退物件情報も、最近よく耳にするようになりました。
ですので、店舗物件という側面からだけ見ると、出店条件が緩和され、
チャンスが増えているという見方もできます。
「こんな不景気な状況のときに新規出店などありえない!」というのが
経営者の当然の考えかもしれませんが、もし勝てる商材や手法があるなら、
絶好のチャンスと言えるでしょう。
カーリンクの加盟店の中にも、カーディーラーや中古車販売店の
居抜き店舗に出店しているケースが多数あります。
ある店舗は、カーリンクに加盟する1年ほど前に居抜き物件を借りて
中古車販売を始められていましたが、1年間赤字続きでした。
勝てる商材や手法、戦略がないままでしたので、当然の結果だったのでしょう。
しかし、約2年ほど前にカーリンクにご加盟いただき、委託販売専門店に
転換したところ、黒字続きの優良店舗に転換し、大変お喜びいただいています。
カーリンクでは、店舗のハード面よりも、委託販売というソフトを武器にしています。
ですから、店舗のCI統一などに多くのコストをかけるのではなく、
ソフトを提供する人材育成に投資していただいています。
更には、インターネットの有効活用や出張買取の活用などにより、
店舗ハードに依存し過ぎない中古車ビジネスのノウハウを確立しています。
勝てる商材や手法、戦略などのソフトがあるなら、新たに店舗を出店する上では、
間違いなく恵まれた環境になっています。
店舗の統廃合や撤退というネガティブな話ばかりでなく、
この時期に、あえて出店するという戦略を考えてみてはいかがでしょうか?
くれぐれも、今後の縮小市場で勝てるソフトがあることが条件ですが。
株式会社リンク・プロモーション BP開発部マネージャー 福田 純





























